夕暮れの天守台全景
--越 前 福 井 城 跡--

城跡には、本丸石垣(天守台・未申櫓台・巽櫓台・丑寅櫓台・瓦御門跡・山里口御門跡・不明御門跡)
とそれを囲む内堀が残されている。

だが、本丸御殿が建てられていた場所には県庁が 建てられており景観を損ねている・・

約6年前より、本丸大手門(瓦御門)から南面石累上を巡っていた
多聞櫓や巽櫓・未申櫓等を復元しよう!と云う運動が始まっている・・

旧福井城は、南北約1.5キロメートル、東西約1.4キロメートルという広大な城域であった。
現在の遺構の他は、御座所跡の北西部に建てられていた
乾櫓跡周辺部に石垣と石碑が残されている。
遂最近であるが、市立郷土歴史博物館移転に伴う発掘調査で
外堀遺構の石垣及び舎人門(toneri_gate)が出土検出されたことを受けて
屋外展示として、外堀と舎人門の復原(2004.3.21open)が完成。
歴史博物館東部に隣接して、福井藩主別邸だった池川回遊式庭園の『御泉水屋鋪』(養浩館)が在る。
数奇屋風建築は、戦災で焼失したが平成5年に復原整備された。
また、松平家の菩提寺である市内瑞源寺には旧本丸御殿の小座敷と御座之間が移築され
それぞれ、本堂と書院(県指定文化財)となり現存。
近世城郭における殿舎建築で現存してるのは、二条城二の丸御殿・掛川城二の丸御殿・川越城本丸御殿ほか
数えるほどしかなく、大変貴重な存在と言える。

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